最近強く感じることがあります。
それは、
私たち人間は、“動物”である
という、とても大切な前提を、
現代では忘れやすくなっているのではないか、ということです。
動物であるからこそ、
本来は「動く」ことが自然。
でもそれだけではなく、
- 本能を使うこと
- しっかり眠ること
- 深く呼吸すること
- 身体が求める栄養を取ること
そんな、
“生きるための土台”も本来とても大切なはずです。
けれど今は、
情報や忙しさに追われ、
頭ばかりを使い、
身体の感覚を後回しにしてしまいやすい時代。
子どもたちを見ていても、
「身体を使うこと」や
「自然な欲求を満たすこと」が
不足しているように感じる場面があります。
今日は、
そんな「人間も動物である」という視点から、
子どもの“動き”について感じていることを書いてみたいと思います。
本来、動くことが“自然”
動物は、本来「動く」生き物です。
そして人間も同じ。
生まれたばかりの赤ちゃんを見ていても、
じーっと止まっている時間より、
もぞもぞ動いている時間のほうが長いですよね。
仰向けで足を上げたり、
手をバタバタしたり、
興味のあるものを見つければ手を伸ばしたり。
赤ちゃんは、
“身体を使って世界を感じている”存在です。
起きている時間のほとんどを、
身体を動かしながら過ごしています。
「落ち着きがない子」が増えた?
最近、
「うちの子、落ち着きがなくて…」
「じっと座っていられない」
「集中力が続かない」
そんな相談を受けることがあります。
もちろん、
“落ち着きがない”背景には、
- 発達特性
- 感覚過敏
- 睡眠不足
- 環境ストレス
- 集団生活での負荷
など、さまざまな要因があります。
なので、
「全部運動不足が原因です」
とは言えません。
ただ、私は現場で子どもたちを見ていて、
“身体を十分に使えていないこと”も、かなり影響しているのではないか
と感じる場面が増えています。
子どもは「身体を動かしながら」発達する
文部科学省の「幼児期運動指針」でも、
現代は便利になった反面、
子どもたちが身体を動かす機会が減っていること、
そしてそれが、
- 意欲
- 気力
- コミュニケーション
- 対人関係
などにも影響しうることが示されています。
また、
幼児期には毎日60分以上、
楽しく身体を動かすことが望ましいともされています。
つまり、
子どもにとって“動くこと”は、
ただの遊びではなく、
発達そのものに必要なこと
なのです。
じっと座ることは、実は高度なこと
大人はつい、
「ちゃんと座って」
「静かにして」
「落ち着いて」
と言ってしまいます。
でも実は、
長時間じっと座ることって、
子どもにとってはかなり高度なこと。
身体が未熟な時期は、
- 姿勢を保つ筋力
- 体幹
- 身体感覚
なども、まだ発達途中です。
運動経験が少ないと、
姿勢保持が苦手になりやすく、
座っているだけで疲れてしまう子もいます。
だから、
そわそわしたり、
動きたくなったりするのは、
“問題”というより、
身体からの自然な反応であることも少なくありません。
現代の子どもたちは「動かなさすぎる」
今は、
- ベビーカー移動
- 車移動
- 室内遊び
- タブレットや動画
- 座って学ぶ時間の増加
など、
昔よりも圧倒的に“動かない環境”になっています。
さらに大人も忙しく、
「危ないからやめて」
「静かにして」
「待っててね」
と言わざるを得ない場面も多いですよね。
でも本来、
子どもは身体を使いたい生き物。
走る
登る
転がる
飛ぶ
ぶら下がる
そうやって、
身体と脳を一緒に育てています。
運動不足は、睡眠や心にも影響する
運動不足は、
単に「体力が落ちる」だけではありません。
- 寝つきが悪くなる
- 睡眠が浅くなる
- 集中しづらくなる
- 気分が落ち込みやすくなる
- 疲れやすくなる
など、
心身のさまざまな部分にも影響すると言われています。
特に子どもは、
日中しっかり身体を使うことで、
睡眠のリズムも整いやすくなります。
だからこそ、
「落ち着きがない」時に、
ただ注意するだけではなく、
“この子、最近しっかり身体を使えているかな?”
という視点も、
とても大切なのではないかと思っています。
「静かで良い子」が正解ではない
現代は、
“静かにできる子”
“じっとしていられる子”
が評価されやすい社会でもあります。
でも、
本来子どもは、
動きながら育つ存在。
特に幼少期は、
身体を使うことそのものが、
学びであり、発達です。
だから、
「動きたい」
「触りたい」
「試したい」
は、自然な欲求でもあります。
もちろん、
社会のルールを学ぶことも大切。
でもその前に、
子どもの身体は、本来動きたがっている
という視点を、
大人が持っておくことはとても大切だと感じています。
最後に
ここまで読んで、
「やっぱり身体を動かすことって大事なんだな」
と思う一方で、
「でも毎日そんなに外遊びできない…」
「正直、付き合うのが大変…」
そう感じるお母さんもいると思います。
私も、
それは本当にそうだと思います。
現代の子育ては、
昔よりも、
お母さん一人にかかる負担がとても大きいです。
安全面にも気を配り、
家事もしながら、
時間にも追われる中で、
毎日しっかり外遊びをさせたり、
たくさん身体を動かす環境を作ることは、
簡単なことではありません。
だから、
完璧を目指さなくて大丈夫。
特別なことをしなくても、
- 少し歩く
- 一緒に公園へ行く
- 抱っこしながらお散歩する
- 家でゴロゴロ遊ぶ
- 親子で笑いながら身体を動かす
そんな小さな積み重ねでも、
子どもの身体と心は満たされていきます。
そして実は、
子どもだけではなく、
お母さん自身も“動物”。
本当は、
お母さんの身体も、
- 眠りたい
- 深呼吸したい
- 太陽を浴びたい
- 動きたい
- ホッとしたい
そう感じているのかもしれません。
だからこそ、
まずはお母さん自身も、
頑張りすぎず、
身体の声を大切にできますように。
そして、
子育てを頑張る中で、
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