「みんなはどうしてる?」に疲れたら。妊娠中から育てたい、わが家の基準

お知らせ

妊娠がわかった日から、急にたくさんの情報が目に入るようになった。

そんな経験はありませんか?

SNSを開けば、先輩ママたちの出産・育児の情報。
本屋さんに行けば、妊娠・出産・子育ての本がずらり。

ネットで検索すれば、知りたいことは何でも出てきます。

さらに、実家や義実家からのアドバイスや、友人・ママ友からの体験談。

「みんなはどうしてるんだろう?」
「これって普通なのかな?」

気になって調べ始めると、次から次へと情報が出てきて、気づけば何時間も検索している。

でも……

情報をたくさん集めたはずなのに、なぜか安心できない。

むしろ、

「結局、私はどうしたらいいんだろう?」
そんなふうに迷ってしまうことがあります。


保健師として、たくさんのママの相談を受けてきて感じること

私はこれまで保健師として、新生児訪問や乳児健診、電話相談などを通して、たくさんの妊娠・子育て中の方のお話を聞いてきました。

その中で感じることのひとつが、

「情報がないから困っている」のではなく、「情報が多いからこそ迷っている方が多い」

ということです。

SNSでは、いろいろな人が、それぞれの「正解」を発信しています。

「これがいい」
「これをやったほうがいい」
「こうするのが普通」
「これをすれば赤ちゃんがよく寝る」

もちろん、参考になる情報もたくさんあります。

でも、人によって体も、環境も、家族構成も、価値観も違います。

だから、誰かにとっての「よかった」が、必ずしも自分たちにとっての「よかった」になるとは限りません。

それなのに、たくさんの情報を見ていると、

「これもやったほうがいいのかな」
「あの人はやっているのに、私はできていない」
「こっちの方法と、あっちの方法……結局どれが正しいの?」

と、どんどん迷ってしまう。

そして最後には、

「結局どうしたらいいのかわからない」

となってしまうことがあります。


専門家のアドバイスも、ひとつの「選択肢」

そして、ここは私自身も専門職として、正直にお伝えしたいことがあります。

ネットやSNSだけではありません。

私たち保健師や助産師、医師などの専門職からのアドバイスも、時にはママを迷わせてしまうことがあると思っています。

「Aさんにはこう言われたけれど、Bさんには違うことを言われた」
そんな経験をされた方もいるかもしれません。

なぜ、同じ専門職なのに言うことが違うのでしょう?

それは、必ずしもどちらかが間違っているからではありません。
専門職にも、それぞれの経験や考え方、価値観があります。

そして、同じことを見ていても、

どんな立場から見るのか。
どんな経験をしてきたのか。
目の前の親子のどこに注目するのか。

そうした違いによって、伝えることが変わることがあります。

私自身も保健師として、日々いろいろな方のお話を聞く中で、

「この方にとっては、今はこの情報が必要だな」
「この方には、こちらの方法のほうが合いそうだな」

と、その人の状況や価値観を考えながらお伝えしています。

だからこそ、専門職からのアドバイスも、

「これが正解なんだ」ではなく、「こういう考え方もあるんだ」

と受け取ってもらえたらと思っています。

もちろん、専門家の知識はとても大切です。
でも、その知識をどう取り入れるかを最後に決めるのは、

あなたと、あなたの家族です。

「専門家が言っているから」だけで決めなくてもいい。

聞いた情報を一度自分たちの中に置いて、

「私たちには合いそう」
「今のわが家には必要なさそう」
「もう少し考えてみよう」

と選んでいいのです。

だから私は、専門職として「正解を教える人」でありたいというより、

その人自身が、自分たちに合った答えを見つけるためのお手伝いができる人でありたい

と思っています。


「みんながやっている」から選ばなくてもいい

情報を集めることは悪いことではありません。

先輩ママの経験から学ぶこともあるし、知らなかった選択肢を知ることもできます。

私自身も、情報は大切だと思っています。

ただ、大切なのは、

「情報を集めること」と「情報に従うこと」は違う

ということ。

たくさんある情報の中から、

「これはわが家には合いそう」
「これは今の私たちには必要ない」
「これはもう少し調べてから決めよう」

と、自分たちで選んでいいのです。

そのために必要なのが、

「わが家は、何を大切にしたいのか」

という基準です。


産後になってからではなく、妊娠中から

「わが家の基準」というと、少し難しく聞こえるかもしれません。

でも、特別なことではありません。

たとえば、

「できるだけ家族みんなが無理なく過ごしたい」
「子どもの気持ちを大切にしたい」
「夫婦で相談して決めたい」
「周りの意見は聞くけれど、最後は自分たちで決めたい」

そんな小さな「大切にしたいこと」で十分です。

そして、これを妊娠中から少しずつ考えておくことが、産後の安心にもつながります。

なぜなら、赤ちゃんが生まれると、想像していた以上にたくさんの「選択」がやってくるからです。

授乳はどうする?
寝かせ方は?
抱っこは?
離乳食は?
どこまで周りに頼る?
どんなふうに子育てしていく?

そのたびに「みんなはどうしている?」と検索していたら、ママの頭も心も休まる暇がありません。

だからこそ、妊娠中の今、

「私たちは、何を大切にして子育てしていきたい?」

を考えておくことに意味があります。


「親に手伝ってもらったのに、しんどかった」

そして、もうひとつ。

私はこれまで相談を受ける中で、
「実家に里帰りしたけれど、親と考え方が合わなくて疲れてしまった」
「親が手伝いに来てくれたのはありがたかったけれど、育児についていろいろ言われることがストレスになった」

というお話も聞いてきました。

もちろん、親御さんも心配だからこそ言ってくれている。
助けてあげたいと思ってくれている。

でも、

「助けてもらうこと」と「自分たちの価値観に合わせてもらうこと」は別の話。

親世代と今の子育てでは、常識や情報も変わっています。

だからこそ、妊娠中からパートナーと、

「私たちはどんな子育てをしたい?」
「何を大切にしたい?」
「親にはどこまでお願いしたい?」
「もし意見が違ったら、どうする?」

そんなことを話しておくことも大切です。

そして、できればその「わが家の基準」を、親や周りのサポートしてくれる人にも少しずつ共有しておく。

それだけでも、産後に「こんなはずじゃなかった」と感じることを減らせるかもしれません。


「わが家の基準」があると、迷ったときに戻ってこられる

もちろん、妊娠中に決めたことが、ずっと変わらなくてもいいんです。
赤ちゃんが生まれたら、思っていた通りにいかないこともあります。
そのときは、また考え直せばいい。

大切なのは、

「これが絶対の正解」というルールを作ることではありません。

迷ったときに、
「私たちは何を大切にしたかったんだっけ?」
と戻ってこられる場所をつくっておくこと。

それが、私が考える「わが家の基準」です。


「本当はどうしたい?」から始めてみる

もし今、情報を見れば見るほど迷ってしまっているなら、いったん検索を止めて、こんな問いを自分に投げかけてみてください。

「私は、本当はどうしたい?」

そして、

「これは、誰かに言われたから選ぼうとしていない?」
「これは、本当にわが家に必要?」
「この方法は、私たちが無理なく続けられそう?」
「私たちは、子どもとの暮らしで何を大切にしたい?」

すぐに答えが出なくても大丈夫です。

正解を決める必要もありません。

夫婦で話してみるだけでもいい。

「私はこう思う」
「私はこれを大切にしたい」

と、お互いの気持ちを知るところからで十分です。


出産準備で、本当に準備しておきたいもの

出産準備というと、ベビー服や抱っこ紐、ベビーベッドなど、「モノを揃えること」をイメージする方も多いと思います。

もちろん、必要なものを準備することも大切。

でも私は、保健師としてたくさんの親子に関わってきたからこそ、

モノの準備だけではなく、「心と家族の準備」もしておいてほしい
と思っています。

どんな子育てをしたいのか。

何を大切にしたいのか。

パートナーとは、どんなふうに子育てしていきたいのか。

親や周りの人には、どんなふうに支えてもらいたいのか。

そして、情報があふれる中で、

「わが家はこれで大丈夫」

と思える基準を持っておくこと。

これは、赤ちゃんが生まれてからのママの安心にもつながっていくと思っています。


「みんなはどうしてる?」から、「わが家はどうしたい?」へ

情報があふれている今、

「何を選べばいいのかわからない」と迷うのは、あなたが決める力を持っていないからではありません。

選択肢が多すぎるからこそ、迷うのです。

だから、もっと情報を集めなきゃと思う前に。

一度、立ち止まってみてほしい。

「みんなはどうしている?」ではなく、

「私たちは、どうしたい?」

と。

そして、その答えを少しずつ夫婦で育てていく。

妊娠中から「わが家の基準」をつくっておくことは、出産後の自分たちを助ける準備にもなるのではないでしょうか。

完璧じゃなくて大丈夫。

今の私たちにとって心地いい答えを、少しずつ見つけていけばいい。

私は、そんなふうに「自分たちらしい子育て」を選べるママや家族を増やしていきたいと思っています。


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「頭ではわかっているけれど、じゃあ自分たちはどうしたいんだろう?」

そんな方に向けて、無料の出産準備セミナーを開催しています。

このセミナーでは、出産に向けてモノを揃えるだけではなく、

  • ネットやSNSの情報に振り回されず、自分たちに必要なものを選ぶこと
  • 産後をすこやかに過ごすために、妊娠中からできる心とカラダの準備
  • 「わが家はこれで大丈夫」と思える、子育ての軸を考えること

について、一緒に考えていきます。

出産前だからこそ、考えておけることがあります。

「ちゃんと準備しなきゃ」と頑張りすぎるのではなく、

「どんなふうに赤ちゃんとの毎日を過ごしたい?」

そんなところから、一緒に考えてみませんか?

妊娠中の今だからこそできる、
モノだけではない出産準備を始めてみてください。

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「みんなはどうしてる?」という検索の毎日から、

「わが家はこれで大丈夫」

と思える毎日へ。

その一歩を、一緒に見つけていきましょう。

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